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寒い寒い冬が過ぎ去りつつあります。 お部屋を片付けている時に寒い冬の間にこしらえた、
のこり毛糸をながめひとつひとつ確認するように手にしながら、 色とりどりの小さな丸い毛糸玉を、テーブルに並べてながめながら
冬はもうすぐ過ぎ去っていくけれど~ そんなことをメロディーのように口ずさみながら |
そろり そろり
音を立てずに近づく者。
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ソラがモモニーの傍にそぉっと近づいてきす。 どうやら、モモニーの毛糸のブランケットに興味があるみたいです。
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そんなソラにはお構いなしに、モモニーは無心に手を動かしています。
どうやらソラも、モモニーのお手伝いをしようと思ったみたい。
あちこちに転がっている毛糸玉をモモニーの側へ集めようと
毛糸を一つ手に取ると・・・・
あらあら、
ソラの尖った爪に毛糸が引っ掛かってしまいます。
ひとつ取れたかと思うと、またひとつ引っ掛かり・・・
小さなソラには、まだまだ器用には手を動かすことができないのです。
うにゃ?
うにゃにゃにゃにゃぁ~~~~~~~~!
とうとうソラは、どうしていいか分からなくなって
泣き出してしまいました。
最後には毛糸は、ソラの体にぐるぐるに巻きついていました。
モモニーは、おいでおいでをしソラに巻きついた毛糸をほどき
ソラを膝に抱き、わんわんと膝に顔を埋めておお泣きしている
ソラを優しく撫でてあげます。
撫でられている内に、グスグスと泣いていたソラはブランケットの
フワフワした感触に気持ち良くなって、いつのまにかモモニーの
膝の上で眠ってしまいました。
ソラが眠りに就く頃には、ブランケットもできあがりました。
モモニーは、そのまま優しくそぉっとソラをブランケットでくるみ、
ソラをベットへと運んで行きました。
ソラは暖かいブランケットに包まれて、ぐっすりと
深い眠りへと落ちていきました。